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緋空

Author:緋空
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時の詩-懐古-
「所詮、私も無力な人間の一人だったのだ。
 何一つ手に入らず、誰一人守りきれず、何も変えられなかった。」
 今ごろ気づいても、もう遅いが。
 そう自嘲して、彼女は髪を掻き揚げる。
 帽子の下に隠されていた銀の髪は、指をすり抜けて柔らかな光を放つ。
 掻き揚げて髪を遊ばせる、その仕草は記憶にある女性と全く同じだった。
 
 
「一つ、聞いてもいいですか。」
 顔を野原に向けたまま、それまで黙っていたセインが口を開く。
 頭一つ分小さい少年に目をやり、先を促す。
「何故、ルファ兄ちゃんに僕の兄と名乗らせたんですか。」
「あいつはお前の兄だった。だからそう名乗って悪いことは無いだろう。」
「しらばっくれないで下さい。」
 いらだった口調に、スウォンは眉を顰めた。
 栗色の髪が動いて、同じ色の瞳が彼女に向けられる。
 視線が絡み合い、詰るような視線に先に目を反らしたのはスウォンだった。
 無表情とも取れる横顔に、ほんの少し困った色を浮かべている。
「・・・いつからだ。」
「全部思い出してからです。」
 あの騒動で、かばうように抱き込まれた瞬間。
 自分のほうがよほど酷い怪我を負っているのに、気遣うように微笑んだ姿が。
 法衣に隠された、力強くも細い腕の感触が。
 砕けて散らかっていた記憶をつなぎ合わせた。その後から。
「物心ついた時にはもう、あなた達二人がいた。
 僕は今よりも小さかったから、それがあたりまえだと思っていました。」
 子供は色々なものに興味を持ち、疑問を抱く。
 だが、何故?を繰り返す幼少期でも、傍にあるものに対しては、あまり疑問を抱かない。
 父親に「何でお父さんはここにいるの?」と聞く子供が少ないように。
 たとえそれが異質であったとしても、子供にとっては「あたりまえ」であるから。
 それに疑問を抱くのは、ある程度成長し、客観的に物を見ることが出来てからだ。
「ルファ兄ちゃんのことはお兄さんと呼んでいたけど、あなたのことは名前で呼んでいた。
 でも僕はあなたのことも姉だと思っていたし、小さい時、僕はあなたのことをお姉さんと呼んでいたはずです。
 姉と呼ぶな、そう僕に言ったのはあなただったんじゃないですか?
 いつからかは忘れたけど、あなたは僕たち二人から離れようとしていた。
 それまで3人で暮らしていた家から居なくなって、他人になろうとしていたあの頃から、あなたは僕にルファ兄ちゃんの弟でいろと言うようになった。
 何で、そんなことを」「もういい。」
 さえぎってきた声の硬さに、思わず相手を見上げる。
 鋭く細められた紫の瞳がセインを射抜く。
 だが、その顔は、怒っているというよりは、苛立ったような、泣きそうな表情を浮かべていた。
「そこまで分かっているのなら、あえて口にするまでも無いだろう。」
郵便局からの帰り道に浮かんだので書いてみる。
アス小説、1章の中~後編。
いきなりネタバレですか。あはははは(壊)
区切らないと見づらいね。目に悪い。
セインはセインのままだけど、スウォンは名前がちょっと違う。
本当は名前出さずに書きたかったんだが・・・文章力不足_no
断片断片で書いてしまうと、つなげるのが大変な予感。
でも断片でしか書けないしなぁ・・・困ったもんだ。
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